アメリカでさくさく移動!
電動自転車シェアサービスと交通ルールについて

アメリカでは、移動手段として配車サービスのUberやLyft、電動スクーターサービスのLimeやBird等といった、様々な移動サービスの会社が急成長しています。アメリカ人にとって今や日々の生活に欠かせないサービスとなっており、留学中に利用することになる方も多いかと思います。そして最近は電動自転車のシェアリングも人気が急上昇しています。今回は、成長中の電動自転車シェアについて、アメリカでサービスを展開している代表的な会社とそのサービス内容、流行するに伴い起こっている問題について解説します。

 

アメリカの電動自転車シェアリングサービスについて

まずレンタサイクルと自転車シェアサービスの違いについてですが、一言でいうと、複数のエリアに設置された駐輪場に乗り捨てが可能かどうかです。昨今主流になっている、電動スクーター同様、シェアリングサービスは好きな場所で借りられ、好きな場所で返せるという手軽さが人気の理由になっています。携帯でアプリケーションをインストールすると、どこに自転車があるかが直ぐにわかり、観光用だけでなく、渋滞の多い地域では通勤や日々の移動手段として大活躍しています。
そんな電動自転車のシェアリングサービスをアメリカで展開している主な企業について、確認していきましょう。

– JUMP(ジャンプ)
JUMPは、2010年にニューヨークで設立された電動自転車サービス会社です。赤オレンジ色のバイクが特徴的で、その母体がUberであることから、Uberのアプリからも利用が可能です。
サービスはロサンゼルスやサンプランシスコ、ワシントンD.Cなどで展開。利用者は専用スマホアプリで電動自転車を探し、先に支払い情報を確定します。そうすると最寄りの自転車までアプリ内でナビしてくれます。自転車を見つけたら、発行されたアンロックコードを自転車のロック画面に入力し、ロックを外します。そうすると利用可能になります。目的地に到着したら、アプリ上で完了ボタンを押すと利用時間が確定され料金が画面に表示されます。
料金は30分の利用で$2となっています。(2019年10月時点)

– LimeBike(ライムバイク)
Limeは、2017年に設立された、サンフランシスコ生まれの企業です。スクーターのシェアリングサービスとしても有名ですが、ライムカラーの電動自転車も劣らず街中で見かけます。

こちらも使い方はJUMP同様、先ずは専用モバイルアプリのインストールが必要です。アプリを起動すると、周辺にある自転車の場所がマップ上に表示されるので、簡単に見つけることが出来ます。
乗車方法ですが、自転車のハンドル元にあるQRコードをアプリで読み取ると、ロックが解除されます。そうすると自由に乗れ、目的地に到着したらアプリのガイドにそってロックを行うと完了です。
料金は30分の利用で$1となっています。(2019年10月時点)

– biki(ビキ)
bikiは、ハワイのホノルルを拠点として2017年に設立されました。ハワイ オアフ島のワイキキ・アラモアナ・カカアコ・ダウンタウン・チャイナタウン・モンサラット・カパフルなどで利用可能です。サービスの利用方法はbikiストップという駐輪場が様々な場所に置かれ、そこで自転車を借ります。乗る直前に支払いを完了させ、目的地近くのbikiストップに返すという流れになります。ほかのサービスと異なり、専用アプリのダウンロードが不要なので、アメリカに来たての人には便利かもしれません。
料金は2パターンあり、1回のみ最大30分利用可能で$4のものと、合計300分まで何度でも利用可能な$25のものがあります。(2019年10月時点)

 

電動自転車シェアサービスが生み出す問題について

使い勝手のいい電動自転車のシェアリングサービスですが、乗り捨て可能ということで、電動スクーターとともに返却場所でない場所に放置されるという問題が発生しています。また電動シェア自転車JUMPは時速約31キロが出るなど、車や人と接触する事故なども出ています。アメリカの自転車のルールは日本と異なり、歩道でなく車道を走らなくてはいけません。道によっては自転車専用レーンもありますが、信号も車の信号に従って運転する必要があり、交通ルールが日本と異なるので事前に確認されることをお勧めします。

 

まとめ

アメリカの電動自転車やスクーターのシェアリングサービスは日本ではまだ馴染みのないサービスですが、ちょっとした移動の際に使えるなど、留学生活の足となって活躍してくれるはずです。特に車を持たない人にとってはとても助かるサービスになるかもしれません。アメリカに留学された際にはぜひアプリをダウンロードしてみてはいかがでしょうか。使用する際はスピードを出しすぎず安全運転を心がけてくださいね。

 

参考リンク:

Be Magnetic! ~ 乗り捨てできる電動シェアバイクJUMPはUBERアプリからも使える!サンフランシスコでも乗り捨て型スタート
DevelopersIO ~ 自転車シェアサービス LimeBike 電動らくらく
Sharing Economy Lab ~環境に優しく観光促進。自転車(サイクル)シェアリングの市場動向まとめ
BUSINESS INSIDER ~ 電動シェアスターターがサンフランシスコで大人気 —— だが急増ゆえの問題も
お金なくてもハワイに行きたい! ~ ハワイの自転車biki!使い方・借り方・返し方・場所・料金
百聞は一見に如かず ~ アメリカにおける自転車交通ルール


コラムニスト・インフォ
S.K
GPI US プログラム・コーディネーター
  
高校まで日本で過ごし、カリフォルニア州のコミュニティー・カレッジから大学に編入/卒業。 
自分が留学で得た素晴らしい経験を1人でも多くの日本の生徒に伝えたいという思いでGPI USに入社しました。
   

「伝えられた事は忘れる、教えられた事は覚えている、関わった事は学びとなる。」- ベンジャミン・フランクリン