アメリカの道路事情とは?
日本との違いについても解説します!

アメリカは国土が非常に広大なので、留学生でも自動車を利用して移動しなければいけない機会があると思います。しかし、ここで注意しなければいけないのが道路事情です。「右側通行だけ気を付ければほとんど日本と同じでしょ?」と思う人もいるかもしれませんが、道路の種類やルールなど大きく異なる点も少なくありません。この記事ではアメリカの道路や交通ルールなどについて解説しますので、これからアメリカに留学する人はぜひ日本の交通ルールとの違いについて事前に確認してみてください。

 

アメリカのハイウェイシステムについて

アメリカの道路(ハイウェイ)は、以下のようにいくつかの種類があります。

  • インターステートハイウェイ
  • USハイウェイ
  • ステートハイウェイ

まずはこれらの道路の概要についてそれぞれ解説します。

 
インターステートハイウェイ

インターステートハイウェイは、州と州を縦断、横断しているアメリカにおいて重要な道路だといえます。日本でいう高速道路に当たります。インターステートハイウェイは対面通行ではなく、それぞれの方向の道路が中央分離帯で分かれています。また、信号がなく一時停止などのストップ標識もないことから「フリーウェイ」とも呼ばれています。ちなみに、インターステートハイウェイのほとんどは無料で走行できます。これは日本の高速道路と大きく異なる点です。ただし、「トールロード」「トールウェイ」という道路に関しては有料となるので、注意が必要です。


現地では、「I」に番号がつく形で呼ばれていて、南北に走る道路に対しては奇数が、東西に走る道路に対しては偶数が付けられます(例:I-25、I-6など)。


インターステートの標識 photo by Doug Kerr

 
USハイウェイ

USハイウェイは日本でいうところの国道に該当する道路です。呼び方は「US」に番号がつく形となっています(例:US-10、US-5など)。また、標識にはつぼのようなマークが描かれているので留学する際は一度チェックしてみてください。


US ハイウェイの標識 photo by Doug Kerr

 
ステートハイウェイ

ステートハイウェイは州道に該当する道路です。呼び方は「ROUTE」に数字がつく形となっています。
例:ROUTE-15、ROUTE2など
ステートハイウェイは州の道路ということもあって、標識は州によって異なります。そのため、各州の標識を比べるだけでも十分に楽しめるでしょう。


ステート ハイウェイの標識 photo by Tony Webster

 

基本的な交通ルールについて

アメリカと日本では交通ルールも異なる部分があります。実際に走行していてルール違反を犯してしまわないように主なものを確認していきましょう。

 
最高速度

日本だと速度はkm(キロ)によって表示されていますが、アメリカではMile(マイル)によって表示されます。1マイルはだいたい1.6kmなので日本の感覚でいると若干のズレが生じてしまうので注意してください。

ちなみに、制限速度に関しては一般的に以下のようになっています。

  • 市街地などの街中:25〜45マイル
  • 一般道(USハイウェイ・ステートハイウェイなど):35〜65マイル
  • インターステートハイウェイ:55〜75マイル

制限速度は道路による違いのほか、同じ種類の道路でも州によって異なるケースもあります。特に道路の種類が変わる時や州が変わる時は、道路標識をよく確認するようにしてください。

 
右折ルール

アメリカの道路では、赤信号でも一時停止して安全を確認すればほとんどの道路で右折することができます(「NO TURN ON RED」という標識がある場合や一部地域を除く)。

 
罰金

日本でもルール違反を犯すと罰金を取られるように、アメリカでも罰金が発生します。例えば、駐車違反は罰金対象になります。駐車違反の車に対してはフロントガラスにチケットが置かれ、そこに罰金額が記載されているので、チェック(小切手)を郵送するか、クレジットカードで支払うことになります。アメリカの場合、交通違反でも不服があれば後日裁判を起こすことができるので、反論は裁判で行うことになります。

 
飲酒運転

日本でも取り締まりが厳しい飲酒運転ですが、アメリカで飲酒運転をすると交通違反ではなく犯罪扱いになります。飲酒運転が発覚すると現行犯逮捕され拘置所に連れていかれるのですが、拘置は最長で12ヶ月間に及ぶこともあるので注意してください。

 
日本の道路事情との比較

日本と比べるとアメリカの道路は、車線が多く道幅も広くなっています。一見すると走行しやすそうに見えますが、道路の質が悪くデコボコも少なくありません。そのため、走行中のパンクのリスクは日本よりも高いと言えるでしょう。

 

まとめ

今回はアメリカの道路事情について、道路の種類や一般的な交通ルールについて解説しました。都市部を除くとアメリカは車社会なので、留学生でも車を運転する機会は決してゼロではありません。いざという時に備えてぜひ今回紹介した内容を覚えておいてください。

 

参考リンク:

コロラド通信〜新天地でゼロからのスタート!〜 アメリカの高速道路の種類と呼び方
アメリカ・ドライブ旅行の魅力 アメリカのハイウェイ・システム-#1(インターステート・ハイウェイ)
JHC 海外レンタカー豆知識「アメリカの高速道路の種類」
Cars Cafe アメリカの交通ルール
アメリカレンタカーナビ アメリカの交通ルール
Lighthouse 交通事故と違反


コラムニスト・インフォ
S.K
GPI US プログラム・コーディネーター

  
高校まで日本で過ごし、カリフォルニア州のコミュニティー・カレッジから大学に編入/卒業。 
自分が留学で得た素晴らしい経験を1人でも多くの日本の生徒に伝えたいという思いでGPI USに入社しました。

   

「伝えられた事は忘れる、教えられた事は覚えている、関わった事は学びとなる。」- ベンジャミン・フランクリン