“Who you are”と“Right Fit”
~アメリカ大学進学でGPI USがお手伝いできること~

日本の高校生にお伝えしたいこと

私は、2017年3月に、UCLA エクステンションのカレッジ・カウンセリング(アメリカでの大学進学指導)プログラムを終了し、修了書を受け取りました。このプログラムを通して、アメリカの大学入試の奥深さを学び、アメリカの高等教育がアメリカの経済や文化の発展にどのように貢献しているのかを垣間みたように感じています。また 、アメリカでの大学進学を目指す日本の高校生にとって、弊社が運営しているグローバル教育プログラムに参加することが大きなプラスになるという新たな側面に気づくことができました。

このブログ記事では、弊社のプログラムがどのようにアメリカ大学進学に関係しているのかを説明し、日本の高校生の皆さんが、春、夏、冬休みをどのように有効的に使って、自分の未来の糧となる経験をすることができるかを考えるヒントになればと思います。

  

アメリカ進路指導における重要なコンセプト

アメリカでの大学進路指導では、“Who you are”と“Right Fit”が非常に重要なコンセプトになります。“Who you are”とは、自分自身のことを知ること、つまり自分の価値観、性格、好きなこと、嫌いなこと、将来やりたいこと、何が自分をハッピーにさせるのかなどを考えることで、自分がどういう人間なのかを知ることです。“Right Fit”とは、自分に合った進路を選ぶということです。自分に合った進路を探すにはまず“Who you are”、自分自身のことを知り、どのような進路が自分に合っているのかを知る必要があります。そして“Who you are”をベースに、自分にあった進路を探していくわけです。アメリカのほとんどの大学では、合格を決める際、テストスコアだけで決めることはありません。エッセイや参加した課外授業のリストなどを通して、一人一人の生徒を理解し、自分たちの大学に“Right Fit”な生徒なのかを見極めます。生徒と大学両方が、お互いを“Right Fit”だと思う関係になったとき、理想的な形で合格となるわけです。弊社のグローバル教育プログラムは、進路を考える上で最初のステップとなる“Who you are”を考える有効な機会だと考えています。

  

“Who you are”を見つける方法

“Who you are”―自分自身を知るということは、実は非常に難しいことです。自分を知るには、いろいろなことを体験し、いろいろな人に会って話を聞き、それらの経験を通して、自分がどのように感じたのかを意識して考えるしか方法はないのではないかと思います。普通の生活では体験できないことを体験し、会えない人と会うこと、新しい考え方に触れることは、特に効果的なことだと考えます。 弊社のプログラムでは、アメリカ人大学生や現地で活躍する社会人と交流するアクティビティーをよく取り入れます。例えば、それらのアクティビティーの中で、 社会貢献にパッションをもった非営利団体のスタッフから話を聞く機会があったとします。その出会いがあることで、自分にとって社会に貢献することは重要か?重要であればどのように貢献したいか?と考え始めるかもしれません。そのような刺激を受けることは自分を知る上で重要な経験となります。
また別の例として、弊社のプログラムに「グローバル・エンパワメント・マインドセット(GEM)」というグローバル人材育成プログラムがあります。この授業で学ぶコンセプトの中に、“Divergent Thinking(多様な考え方)”というコンセプトがあります。これは、例えばブレインストーミングの際に、人に笑われないようにまともなアイデアだけを出さなければならないという考え方を捨て、自由にクリエイティブなアイデアを出すようにする考え方です。このように説明すると難しそうに聞こえますが、実は非常に簡単なコンセプトで、一番最初の“Divergent Thinking”のアクティビティーでは、「これからみんなでアイスクリーム屋を作るとしたら、どんな味のアイスクリームを作りたいですか?」というトピックを英語でディスカッションをします。すると、最初はイチゴ、チョコレートなどの普通のアイデアしか出てこないのですが、もっとクレイジーなアイデアを出しましょうと言うと、ワサビ、納豆、味がしないアイスといった、面白いアイデアが出てくるようになります。このアクティビティーを通して、ディスカッションをする際に、ダメなアイデアというものはない、人それぞれクリエイティビティーを発揮していろいろなアイデアを出せば良いという素地を作り、その上でモチベーションやリーダーシップといったトピックについてディスカッションをしていきます。この“Divergent Thinking”という考え方に触れたときに、どのように思うか、この考え方をどのように自分の将来を考える上で活かせていけるかを考えることで、また新しい自分、つまり“Who you are”が見えてくるというように期待しています。

“Who you are”や“Right Fit”を知ることは、アメリカの大学への進学を目指す高校生だけでなく、日本の大学やその他の進路を考える生徒さんにとっても、とても意味のあることだと思います。まず “Who you are”を知るために、 今までやったことがないことに挑戦してみようというチャレンジ精神を持ってもらえたらと思います。


コラムニスト・インフォ
倉橋 力 (くらはし ちから)
GPI US CEO

日本生まれの日本育ち。日本の大学から、南カリフォルニアにある4年制リベラル・アーツ・カレッジ、ピッツァー・カレッジに編入。卒業後、ロサンゼルスのメディア、音楽関連企業での勤務、ペッパーダイン大学院でのMBA(経営学修士)取得を経て、GPI USの設立メンバーとして業務に従事。ロサンゼルスのプログレッシブ・スクール(中学・高校)、ツリー・アカデミー理事。趣味はレコード収集とボルダリング。

   

「伝えられた事は忘れる、教えられた事は覚えている、関わった事は学びとなる。」- ベンジャミン・フランクリン